2020年7月25日(土)
迷走GoTo 地方から批判
岩手・宮古 商工会議所、再拡大に危機感
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日本共産党の岩渕友参院議員は23日、岩手県宮古市にある宮古商工会議所と宮古市社会福祉協議会を訪れ、新型コロナ対策の現状と課題について聞きました。党宮古市議団が同行しました。
商工会議所の花坂康太郎会頭は、「Go To」キャンペーンの前倒し実施はやめてほしいと批判。全国で感染が再拡大するなか、受け入れ病床が数床しかない宮古市で「もし感染者が出たら、大変なことになる」と危機感を示しました。国は地方が取り組んでいる経済対策への支援を優先し、「Go To」はコロナ収束後に行うべきだと強調しました。
岩渕氏が「即効性のある経済対策では、諸外国のように消費税の減税も必要では」と問うと、花坂氏は、「軽減税率」の導入時に商店が新しいレジの設置で苦労したと振り返り、「税率を5%に戻すなら、ずっとそうしてほしい」と話しました。
社会福祉協議会の赤沼正清会長は、介護保険では通常の報酬が低いため、加算を取らないと赤字が続く状態だと説明。「通常単価の引き上げを」と要望しました。施設でコロナ感染者が出た場合の対応を検討しているが、社協だけでは限界があり「保健所機能の充実を」と訴えました。