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2020年7月18日(土)

降下訓練常態化に抗議

沖縄副知事 嘉手納めぐり防衛局に

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(写真)川村(左)、田中(左から2人目)の両氏に、嘉手納基地での訓練を実施しないことを米軍に求める要請書を渡す謝花副知事=17日、沖縄県庁

 沖縄県の謝花喜一郎副知事は県庁で17日、沖縄防衛局の田中利則局長と外務省沖縄事務所の川村裕特命全権大使を呼び、米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)でのパラシュート降下訓練強行に抗議し、住民にとって危険な同基地でのパラシュート降下訓練の常態化を許さず、実施しないよう米軍に申し入れることを要請しました。

 1996年のSACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意で、同訓練の米軍伊江島補助飛行場(同県伊江村)への移転を定め、嘉手納基地での実施は「例外的な場合に限る」としています。

 しかし、SACO合意以降でも嘉手納基地の同訓練は繰り返し強行され、昨年は合意以降で、年間では過去最多となる4回実施。今月9日にも今年初めて強行されました。

 謝花副知事は「米軍が(嘉手納基地での実施が)必要だと言えば『例外』に当たるようなことが、ずっと続いていくことを危惧している。例外というものを厳格にするために日米合同委員会などで議論して、運用をきっちりしてほしい」などと訴えました。

 田中、川村の両氏は、謝花副知事の要請に応えて米側に働きかける考えは、示しませんでした。


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