2020年7月16日(木)
都、警戒度最高レベルに
コロナ感染者 新たに165人
東京都は15日、新型コロナウイルス感染者が新たに165人確認されたと発表しました。1日の感染者の100人超えは7日連続。
都はコロナ警戒について数値基準をなくし、「感染状況と医療供給体制に着目して総合的に判断する」としています。
都は同日、専門家の分析をもとに状況を評価する会議を開き、感染状況について、4段階の警戒度の最高レベル「感染が拡大している」に引き上げました。医療供給体制については4段階の上から2番目の「体制強化が必要である」に据え置きました。
会議では、▽13日までの1週間の平均で、1日168・4人となり、前週の約1・5倍になった▽感染経路がわからない人も77・3人で前週の約2倍に増えている▽都内全域に感染が拡大している―ことなどが報告されました。
国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「第2波かどうかはもう少し時間がたたないとわからないが、かなり近いのは間違いない」と述べました。
小池百合子知事は新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づいて都民と事業者に協力を要請。会見で内容は示さず「感染拡大警報」と書かれたパネルを示し、検査拡大、ピンポイント対策、年齢・業態別の対策を呼びかけました。