2020年7月15日(水)
学生支援 拡大が必要
札幌大谷大 畠山氏、学長らと懇談
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新型コロナ対策で大学運営が深刻な影響を受けている北海道の大学。日本共産党の畠山和也前衆院議員は14日、札幌市東区にある札幌大谷大学を訪れ、髙橋肇学長、短期大学部の中澤香織学部長と懇談しました。宮川潤道議が同席しました。
道内の4年制大学で唯一音楽学科があり、短期大学部に保育科がある同大学。新学期の4月からオンラインでの授業、5月の連休明けから授業を再開しましたが、いまだ実技が制限されています。
「保育実習はもともと7月下旬からで、全員の実習が決まりほっとしました」と中澤学部長。国と道の「緊急事態宣言」での長期の自粛要請で、「学生の多くはバイトをしていて自粛による休業で困っている学生もいます。実習前の学生には、不要不急の外出は控え、バイトもしないようにという実習先もあります」と話します。
「国の学生への給付金制度は審査基準が厳しく、制度を利用できる学生はわずかです」と髙橋学長。畠山氏は「支援制度の枠を広げて、多くの学生が利用できるようにすべきです」と答えました。
大学独自の授業料減免制度を紹介した髙橋学長は「音楽や美術学科は手間もかかるが、存続には支援が必要。もっと公的支援があっていい」と語ります。
畠山氏は「大学運営にかかわる国の支援を求めていきます。将来のある学生への支援がいまこそ必要です」と応じました。