2020年7月15日(水)
学生支える生協危機
京都 豊かな発展へ緊急企画
穀田氏も参加
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京都府生活協同組合連合会(西島秀尚会長)が14日、コロナ禍で困窮する大学生を「学生のまち」京都の生協はどうやって支えるかについて考える緊急企画を、京都市内で開催しました。会場の他、Zoomを使ったオンラインでも多くの参加者があり、約100人が参加しました。
同企画は、「京都の生協活動を豊かに発展させる協議会」(略称・KSK)の34回目として開催されたもの。日本共産党の穀田恵二党国対委員長・衆院議員がオンラインで参加しました。
京都府生協連の中森一朗常任理事が基調報告。経済的困難とともに、食生活や勉学、進路など不安を抱える学生の現状や、定着が進むとともにさまざまな問題も顕在化するオンライン授業などについて報告し、「京都の学生への支援を、京都の生協が総がかりで取り組む必要がある」などと問題提起しました。
穀田氏は「学生がキャンパスに戻らないもとで、大学生協自身が存立の危機にある。国会でも学生への支援の一環として大学生協への支援をと訴えている」「4分の1の学生が『退学を考えた』との調査もあり、せめて授業料を半額にするなどの支援を国がやる必要がある」と発言。複数の学生が「オンライン授業はストレス。学びの質が落ちると感じる」「コミュニケーションが減った」「後輩や新入生のことを考えると悔しい」など実態を発言しました。