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2020年7月15日(水)

コロナ対策 米軍 ホテルで隔離中止

沖縄・北谷町 出国者の利用は継続

「人事異動に民間施設使うな」

 在沖縄海兵隊が新型コロナウイルス感染症対策として同県北谷(ちゃたん)町内のホテルを借り上げて隔離措置を行っている問題で14日、海兵隊が近く、国外・県外からの人事異動者などを対象にした同隔離措置を取りやめることが明らかになりました。海外や県外から来た米軍関係者は、基地内で隔離されることになります。

 基地の外のホテルを利用しての隔離措置には、地元から不安や怒りの声が噴出。北谷町の町長が米軍施設内での隔離措置を求めて沖縄防衛局や外務省沖縄事務所に対し抗議を行っていました。

 隔離措置の取りやめは同日に県や町、沖縄防衛局、外務省沖縄事務所、ホテル管理者に向けた説明会で、米側が説明しました。

 国外・県外に出て行く人事異動者などで、基地内の検査で同感染症の陰性が確認された人のホテル利用は続けられるといいます。日本共産党の新垣千秋・北谷町議は、米軍の町内のホテル利用について「本来であれば基地の中で処理すべきことだ。陰性であっても、基地の人事異動なのだから民間を使うことは許されない」と述べました。


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