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2020年7月12日(日)

二重の災禍「支援早く」被災者訴え

人吉で山添氏

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(写真)片付け中の店主らに要望を聞く(右から)塩見、山本、山添、本村の各氏=11日、熊本県人吉市

 日本共産党の山添拓参院議員は11日、豪雨で市街地の大半が浸水した熊本県人吉市を調査し、被災者に話を聞きました。山本伸裕県議、本村令斗、塩見寿子の両市議、松岡勝県委員長が同行しました。

 氾濫した球磨川のそばにある株式会社の男性(54)は、コロナ禍で2カ月近い休業をへて5月末に再開し、今月16日から無休態勢に戻す予定だったと指摘。12隻あった船は損傷し、使えないとの見通しを示し、「国にお願いしたいのはスピード。与野党一丸で一刻も早く(支援策を)考えてほしい」と訴えました。

 国登録有形文化財の老舗温泉旅館の女将(62)も6月に営業再開し、通常の3分の1の宿泊客ながら、これから増えていくと期待していた矢先に1階が浸水しました。「私は球磨川が大好きだし、お客さんも川に癒やされに来られます。日本を代表する建築物を残したい。2階は(浸水せず)大丈夫。必ず再建したい」と語りました。

 なす歯科医院の男性(79)は「予約していた患者さんが毎日来られます。早く患者さんを診てあげたい」と話しました。

 山添氏は「これまでの延長ではない対策が必要です。みなさんが再建に希望を持てるよう支援策に頑張りたい」と応えました。


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