2020年7月12日(日)
県立病院が減収に
高橋・岩渕氏ら 医療局など訪問
岩手
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日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、岩渕友参院議員、ふなやま由美衆院比例東北ブロック予定候補は9日、盛岡市にある岩手県医療局と岩手県商工会連合会を訪れ、新型コロナウイルス対策の現状と課題を聞きました。斉藤信県議が同行しました。
県医療局の熊谷泰樹局長は、県立病院では大震災津波時の教訓を踏まえて、コロナ感染「第2波」に備えた医師の応援体制を専門家も交えて調整していると説明。一方、自主的な受診抑制などで4~5月の患者数が前年度比で4万1000人余減り、11億8000万円もの減収になったと話しました。
県商工会連合会の熊谷敏裕専務理事は、毎月実施している実態調査の結果を示し「相談件数が増えている」と紹介。小規模事業者は特に「体力」が弱く、継続的な支援や根本的には景気対策が必要だと要望しました。一部から「消費税をやめた方がいい」との声も出たと語り、「弱者の立場を理解する共産党に期待している」と述べました。
調査後、高橋議員は「医療体制整備に尽力している県立病院の経営が深刻なのは、大問題だ。小規模事業者もコロナ収束が見えず、再開しても7月以降の経営は困難になっている」と指摘。それぞれ国に財政支援を求めると強調しました。