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2020年7月12日(日)

米軍は感染者数公表せよ

沖縄副知事が司令官に要請

 沖縄県内で米軍関係者の新型コロナウイルス感染が相次いで確認されていることを受け、玉城デニー知事は10日夜、県庁で記者会見し、謝花喜一郎副知事が同日に米海兵隊太平洋基地司令官のウィリアム・バワーズ准将に電話で要請したことを説明しました。

 要請では、(1)感染者数の公表(2)入国するすべての米軍関係者へのPCR検査の実施(3)同県北谷町のホテルで行われている隔離措置の原則米軍基地内での実施(4)基地内の日本人従業員や、入国者を受け入れているホテル従業員への感染防止対策の徹底(5)外出自粛レベルの引き上げ―などを求めました。

 2日にキャンプ・マクトリアス(うるま市)で1人、7~9日に普天間基地(宜野湾市)で計6人、キャンプ・ハンセン(金武町など)で9日から2日連続で複数人と、感染が拡大しています。

 謝花副知事は要請で「県民にとっては基地の中で何が起こっているのか分からず、大変不安であることを理解してもらいたい」と訴えました。バワーズ氏から「できる限り協力したい」との返答があったといいます。


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