2020年7月11日(土)
バイトゼロ 補償なし 食事も…
北海道・室工大 自粛長期化で学生苦境
共産党室蘭地区委がアンケート
“バイトがなくなり休業補償もない”“金がなくて食事もままならない”―。鈴木直道知事と安倍政権の「緊急事態宣言」で自粛が長期化した北海道。室蘭工業大学の学生に実施した日本共産党室蘭地区委員会のアンケートで深刻な実態が明らかになりました。
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学生マンションなどに地域支部が「新型コロナ学生実態アンケート」QRコード付きビラを2000枚配布。現在までに22人がメールで回答しました。
「学費苦しい」
「新型コロナで暮らしにどんな影響が」との問いに、「バイトがなくなり休業補償もない」が8件(36・4%)、「収入が減り家賃や生活費、学費など支払いが苦しい」も8件(同)、「お金がなくて食事もままならない」が5件(22・7%)、「学習や研究ができず勉学に支障」10件(45・5%)と答えました。(複数回答)
「コロナ危機で考えてみたいことは」の設問には、「世界経済の先行き」「高い学費と奨学金のあり方」が13件(59・1%)で最も高くなりました。
気軽に相談を
自由記述欄には「精神的なストレスが大きい」「収入が断たれ、就活など今後のための貯金を取り崩さざるをえなくなった」「バイトが減り、給料が少なくて生活していくためのお金が足りない」と切々と訴えています。
ある学生は「コロナでバイトがなくなり、学生への支援制度がありますか」と事務所に電話してきました。党室蘭地区委員会は“今使える制度”を紹介。「困ったら電話・メールで気軽に相談を」と呼びかけています。