2020年7月10日(金)
安心し戻れる施策こそ
西日本豪雨2年 大平氏が広島・呉調査
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日本共産党の大平よしのぶ衆院中国ブロック比例予定候補は9日、2年前の西日本豪雨で甚大な被害を受けた広島県呉市天応(てんのう)地区を訪ねて、復旧状態などを調査しました。奥田和夫党市議が同行しました。
豪雨で川沿いに土石流が発生し、犠牲者も出た西条3丁目では、国直轄の砂防ダムの工事の進み具合を確認しました。
宮町では、多数の家屋が浸水被害を受けました。借地が多く、元の場所に住むことをあきらめざるを得ない被災者もいる中、2階部分は無事だったとし、1階の床と壁を張り替えて住み続けることを決めた被災者(86)と息子(59)。息子は「私たちの要望は水没から町を守るよう防災対策を立ててほしい」、被災者は「地区に人が安心して戻れるような施策を行政にお願いしたい」と訴えます。
西条3丁目で被災した女性(78)と宮町で被災した女性(77)は天応の仮設住宅で2年間過ごしました。8月からはすぐ横に建設された災害公営住宅への入居が決まっています。2人とも、来年から発生する家賃のことや、新生活にかかる費用のことなど不安があります。
大平氏は「砂防ダム建設や災害公営住宅の建設などが進む一方、家賃の問題、頻発する災害への不安の声を聞いた。奥田市議とも連携して一つひとつの不安を解消していけるよう、引き続き取り組んでいきたい」と話しました。奥田市議は「家賃の値下げの運動など、議会でも被災者の声を今後も届けていきたい」と述べました。
午後は山間の安浦町市原地区などを訪問しました。