しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年7月6日(月)

「差別見たら声上げて」

名古屋 外国人など300人パレード

写真

(写真)「正義なくして平和なし」などと訴えながらパレード行進するBLM参加者=5日、名古屋市中区

 人種差別に抗議の意を示す、「BLACK LIVES MATTER 名古屋」(BLM名古屋)が5日、名古屋市中心部で行われ、東海地方に暮らす外国人など300人が参加しました。名古屋市で、人種差別に抗議するBLMが行われるのは先月21日に続き、2度目。

 参加者らは「公平なき世界に平和はない」「見て見ぬふりはもう通用しない」などのプラカードを手に、繁華街をパレード行進。「ブラック ライブズ マター(黒人の命は大事だ)」「正義なくして平和なし」と声を上げ、人種差別への抗議の意を示しました。今回も、通行人らがスマホのカメラを向けるなど、注目が集まりました。

 パレード後の集会では、呼びかけ人の一人で、米オハイオ州出身のポール・リチャードソンさんが「全ての生きる人たちがよりよい社会を生きるために」として、「三つのことを伝えたい」と強調。

 「みなさんに(人種差別などを)調べてほしい。ほかの人に常に尊敬をもってほしい。最後に、差別を見かけた時は、声を上げてほしい」と語りました。

 イギリス出身の大学講師の女性は、英国内でも、警官による黒人差別が発生していることを紹介。「BLMの運動は、アメリカだけの問題でない。仏、独、ブラジルなど、いろいろな国に(市民からの)圧力が必要。今日のような運動は、少しずつ変化をもたらす」と述べました。

 集会の最後には、参加者らが8分46秒間、沈黙しひざまずきながら、米ミネソタ州で白人警官に殺害されたジョージ・フロイドさんを追悼しました。


pageup