2020年7月4日(土)
宇都宮さんを都知事に 街頭演説での弁士の訴え
5日投票の東京都知事選で、宇都宮けんじ候補の必勝へ新宿区・新宿駅東南口前で3日に開かれた街頭演説での各弁士の訴えを紹介します。
支え合いのまち 東京へ
都知事候補 宇都宮けんじさん
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立憲民主党、共産党、社民党のみなさんに加え、前副総理から大変力のある応援ありがとうございます。国民民主党は自主投票ですが、多くの議員が私を応援し、市民とともに日に日に支援の輪が広がっています。みなさんと一緒に都知事選をたたかえることを幸せに思います。
3日のコロナウイルス感染者は124人と一段ステージが上がったと感じます。本来なら候補者同士、かんかんがくがく討論すべきですが、今回はテレビ討論がありません。小池都政の4年、コロナ対策を点検する場がないのは異常です。
小池都政は公衆衛生や感染対策の拠点の保健所を削減しています。コロナの第2、3波、10年に1回は来るかもしれない感染症対策を考えるなら、保健所の充実・強化は不可欠です。
都立・公社病院は、都内の感染者指定医療機関の指定病床の7割を占めています。民間がコロナ患者を受け入れると病院経営は赤字です。感染症対策を本気で考えるなら独立行政法人化はストップすべきです。都民の命、健康を守るには知事を代えるしかない。
PCR検査を抜本的に強化し、コロナ対策を経済や社会活動と両立させます。
一人ひとりの生存権のかかった選挙です。経済効率性を優先する社会を、都民・国民の命、暮らしを大切にし、自己責任でなく社会的連帯、支えあいの社会、子どもや孫たちに「希望のまち東京」を残すために最後まで全力でたたかいます。
たくさんの力 結集できる
立憲民主党代表 枝野幸男さん
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いま求められているのは派手なパフォーマンスではない。地に足のついた地道な仕事です。戦後最大といっていいコロナ危機を乗り切るためには、たくさんのみなさんの知恵と力をあわせなければならない。求められているのは、たくさんの力を結集する力のあるリーダーです。
宇都宮さんは、弁護士として弱い立場の人を救うため先頭に立ち結果を出してきた。一人ではなく宇都宮さんをリーダーにチームとしてたたかい成果をあげてきた。幅のある多様な意見をまとめてその力を生かして結果に結びつける。その実績があるのは宇都宮さんだけ。あなたの力を結集し、命と暮らしが守られ、コロナ危機を乗り越えられる都政をともにつくろう。
正直な人こそリーダーに
前副総理 岡田克也さん
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小池知事は「築地は守る。豊洲は生かす」と言ったが、結局は豊洲に移転し、築地は守られなかった。選挙の時は何を言ってもいいという人は結局有権者を裏切る。正直に訴えない人が有事にリーダーをやっているのは本当に悲劇です。
宇都宮さんはその対極にある人。正直でまじめ。都議会に7年通い続けて傍聴し、「自分が必ず知事になるんだ」との強い志を持って準備してきたリーダーを東京のど真ん中に据え、大変な時期をみんなで力合わせ乗り越えていきましょう。
コロナウイルスのもと誰もが厳しい局面に陥ってしまうことがある。誰がリーダーかで命まで変わってくる。だから必ず投票に行こう。間違いない人は宇都宮さんしかいない。
みんなのため頑張る人を
社民党党首 福島瑞穂さん
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宇都宮さんは弁護士の大先輩で、大好き。尊敬しています。グレーゾーン金利の問題で法律を変え、多重債務で苦しむ多くの人が救われました。リーマン・ショックの時、派遣村名誉村長でした。みんなのため頑張る人を都知事にしましょう。
今の知事は感染症で重要な役割を果たす都立・公社病院を独立行政法人にすると言います。ダメです。第2波、3波に備えられない。みんなの命のために都立・公社病院を守る知事を選びましょう。
政治は大きな岐路にあります。新自由主義では耐えられない。今の知事は自粛から自衛と言うが、自衛で済むなら政治はいらない。医療、教育、介護、福祉をちゃんとやってくれる知事を実現しようじゃないですか。
子や弱い立場の人考えて
元文部科学省事務次官 前川喜平さん
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宇都宮さんは全候補者の中で一番正直な人、努力の人。自己責任ではなく連帯して支え合う社会をつくろうとしています。そのためには福祉や医療や介護や教育に予算をつけることが必要です。新型コロナ感染症対策でも、休業を求めるなら補償する、PCR検査体制を抜本拡充すると、本当に必要なことをしようとしておられる。
“夜の街”にも泣いたり笑ったりする生活があり一生懸命みんな生きている。小池百合子さんはそれを悪者扱いしています。
4カ月に及ぶ学校休校も検証すべきです。子どもたちが不幸な目に遭うことが苦にならない人には退場していただき、子どもや弱い立場の人のことを考える宇都宮さんに代わってもらいたい。