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2020年7月2日(木)

都「新指標」数値設けず

アラート終了後に患者は増

 東京都は6月30日、新型コロナウイルスの感染状況について、新たな七つの指標でモニタリング(監視)を行うと発表しました。目安となる数値は設けず、専門家が感染状況や医療提供体制を分析し、行政が評価し対応を決定し、都民に呼びかけなどを行うとしました。

 新たな指標としたものは、(1)新規陽性者数(2)東京消防庁救急相談件数(3)感染経路不明者数と増加比(4)検査陽性率(5)救急搬送で20分以上かかった件数(6)入院患者数(7)重症患者数―の7項目。都民に警告を発した「東京アラート」は6月11日に解除されましたが、その後、感染者が増加しています。

 また、感染状況に応じて病床を段階的に1000~4000床を確保するとしました。

 小池百合子知事は会見で休業要請の可能性について「みなさまの行動、ご協力で避けていきたい」と述べました。都が6月2日に発動した「東京アラート」では(1)1日の感染者数が20人以上(2)うち感染経路不明者が50%以上(3)週単位の感染者増加率が1以上―の基準を設けていました。


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