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2020年6月27日(土)

都知事選 市民と野党ともに

“力合わせ都政変える”

 東京都知事選で宇都宮けんじ候補を、野党と市民が共同で応援する動きが広がっています。自治体や衆院選小選挙区の選挙区ごとに応援するための会がつくられています。共同宣伝などに取り組んでいる多摩地域の様子を見てみました。(武田祐一)


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(写真)宇都宮けんじさんを押し上げようと、野党議員・市民が応援に駆け付けた「希望のまち東京をつくる会」の宣伝=25日、東京都東久留米市

 25日、「希望のまち東京をつくる会」の政策宣伝が北多摩の東大和市、東村山市、東久留米市で行われました。

 東京20区では立憲民主、日本共産党、無所属などを中心に「20区市民と野党の会」をつくっています。東村山市で野党共闘に参加する、立憲民主党市議の藤田まさみさんは話します。「国を見ても都を見ても大企業・富裕層優遇で、庶民との格差が広がっています。困っている人、弱い人たちを救う人権派の弁護士の宇都宮さんが都知事になったら、都政は変わる」

 西武池袋線の東久留米駅前では、陶芸家の大山智子さんが訴えました。「コロナで仕事がなくなりました。困っている人を助ける都政にしてほしい」

 共産党の原のり子都議は「市民のみなさんと野党がそろって応援する選挙になっている。意見が違うことがあっても、大事なところで力を合わせて進めていくことが重要だ」と強調しました。

 2017年の東久留米市長選で候補者として奮闘した桜木善生さん(社民党元市議)は「71カ所あった保健所が31カ所に統廃合された。いま必要なのは自公政権に追従する都知事ではなく、社会的弱者の目線に立った宇都宮さんのような人だ」と語りました。

 この日は、同市議会の最終日。議会後に共産、立民、社民、無所属の野党市議5人が宣伝カーの前に並びました。

“都知事かえ格差なくそう”

野党共闘 そろって宣伝

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(写真)都知事選の政策宣伝で都政への願いを込めたプラカードを掲げる人たち=25日、東京都東久留米市

 立憲民主党の梶井たくた・東久留米市議は「宇都宮さんは教育、医療、高齢者支援でも具体的な対策を持っている。現場に足を運び、目で見て考えている人だ」と紹介しました。

 社民党の青木佑介・同市議は「市民はコロナで困っている。宇都宮さんは都民の『困った』『助けてほしい』という声にこたえ、都民のための都政を行ってくれる」と語りました。

 無所属の間宮みき・同市議は「児童虐待の問題では子ども家庭支援センターと児童相談所の充実が必要です。宇都宮さんは人の痛みがわかる人です。23区との格差があるので、都の責任で、多摩地域の児童相談所などの充実をしてほしい」と期待を寄せています。

 小池百合子都知事については「カジノをやろうとしているし、築地市場を守る約束は破り、新型コロナ対策では東京アラートの解除後に感染者が増えても手を打っていない。本気で都民を守る姿勢ではないと思います」と藤田市議。選挙で政治を変えられることを多くの人に知ってもらおうと「選挙に行こう」ノボリをつくりました。

 「宇都宮さんが言うように、私たちは微力だが無力ではないことを伝えたい」

 日本共産党の宮本徹衆院議員は新型コロナウイルス対策についてのべ「徹底した補償が必要です。都民が苦しんでいるなか、小池知事は『これまでは自粛。これから自衛だ』という。これでは政治は不要ということになる」と批判。「宇都宮さんを都知事に押し上げて、みんなを救う都政に切り替えよう」と呼びかけました。


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