しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年6月26日(金)

“弱い人、苦しい人に寄り添う人”

宇都宮×前川喜平Zoom対談

東京都知事選

写真

(写真)宇都宮けんじ候補(右上)とZoom対談する前川喜平さん(下)=ユーチューブから

 東京都知事選(7月5日投開票)の宇都宮けんじ候補と元文部科学省事務次官の前川喜平さんが25日、政治や都政についてZoom対談を行いました。

 前川氏は、宇都宮候補の魅力について「何より正直者で、弱い人や苦しい人に寄り添おうという強い意志を持っておられる。そこが魅力です」と話しました。

 小池百合子知事のコロナ対策を問われた前川氏は、五輪延期の決定後すぐ「重大局面」と言いだし、「東京アラート」の基準のあいまいさを指摘。「はっきり言って場当たり的。(小池知事への)支持率が上がればいいということで、対応しているんじゃないかと考えざるを得ない」と批判しました。

 都政課題について前川氏は、「都の豊かな財政を人のために使うべきだ」と指摘し、教育、医療、福祉などの公共分野や、そこで働く人たちの処遇改善が必要だと述べました。

 宇都宮候補は、コロナ対策で学校の少人数学級が進んだことで、恒常化してほしいという都民の要求があると述べ、前川氏の認識を尋ねました。

 前川氏は、国の基準の40人学級は明らかに多いと指摘し、「少人数学級にすべきだ」ときっぱり。自治体から少人数学級を進めることは可能だとして「都は財政もある。率先して進めるべきだ」とこたえました。

 宇都宮候補は「自治体は住民の福祉の増進が最大の使命。都の予算を使えば少人数学級や先生を増やすことは十分可能」と述べました。

 さらに、学校給食完全無償化の政策を紹介されると前川氏は、「子どもたちを社会全体で育てていくことが非常に大事。都民の税金を使うのは大事です」と賛成しました。

 対談は都立大学の授業料の話や夜間中学・定時制高校拡充の話など話題が尽きませんでした。

 最後に、ツイッターで「都知事選は正直者とうそつきとのたたかいになる」と投稿した前川氏が一言。「威勢のいいことを言う人ほど信用できない、筋道を立てて話してくれる人が信用できます。よく考えて一票を投じる必要がある。宇都宮さんが正直な人であることは間違いない」と話しました。

 宇都宮候補は、「投票で主権を行使することによって都政を変えることができる」と訴えました。


pageup