しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年6月25日(木)

陸上イージス 白紙に

秋田県議会、全会一致

 秋田県議会は24日、6月議会本会議で、国に対し「秋田市の陸上自衛隊新屋(あらや)演習場を含む現行の配備計画について白紙撤回の決定を求める意見書」を全会一致で可決しました。衆・参両議長、首相、防衛相に送付されます。

 意見書は、河野防衛相の配備計画のプロセス停止発表(15日)について、「これまでの説明を根本から覆す内容で信頼を損なうものだ」と強調。住宅地が近いにもかかわらず、安全対策について十分な根拠も示さず、ずさんな調査など地元の理解を得られない不適切な計画だったと指摘。「NSC(国家安全保障会議)の議論で取り扱いが決まるとしているが、プロセス停止ではなく、国として配備計画の白紙撤回の決定をするよう強く求める」としています。

 「ミサイル基地イージス・アショアを考える県民の会」代表委員の川野辺英昭さんは、「反対請願を6回も継続審査にした自公を含め、県議会として県民の命と暮らしを保障できない兵器は配備させないという意思表示であり歓迎する。国と防衛省に住民への説明と、閣議決定撤回を強く求めたい」と語りました。


pageup