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2020年6月22日(月)

連帯社会へ一緒に

宇都宮候補が演説

小池書記局長ら野党が熱く訴え

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(写真)宇都宮けんじ候補の訴えを聞く人たち=21日、東京・中野駅北口

 東京都知事選(7月5日投票)で日本弁護士連合会元会長の宇都宮けんじ候補は21日、中野駅前と池袋駅前で演説し支持を訴えました。夜にはオンラインでの「コロナ禍からの復興に向けた大作戦会議」を配信。宇都宮氏を支援する市民や野党は、対話・宣伝に取り組みました。

 中野駅前で宇都宮氏は、日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の長妻昭代表代行、社民党の福島みずほ党首、無所属の小川淳也衆院議員とともに熱く訴え。演説を聞く人の輪は膨らみ、自転車を降りて聞く人、遠くの歩道から聞く人の姿も目立ちました。演説後は「けんじコール」が湧き起こりました。

 宇都宮氏は、新型コロナウイルス対策で休業した事業者などへの補償の徹底や医療体制の充実などを主張。学校給食無償化や都立大学の授業料半額などの政策を、必要な財源額も示して紹介し、「自己責任よりも社会的連帯を重視する社会は、一人ひとりが立ち上がれば実現できる。一緒に選挙をたたかおう」と呼びかけました。

 共産党の小池書記局長は、小池百合子都知事が五輪延期決定までPCR検査数を抑えたことや「東京アラート」解除翌日に出馬表明したことに触れ「政治的思惑を優先したと言われても仕方がない。パフォーマンスだけの人には退場してもらおう」と訴えました。小池都知事が、歴代都政が保健所を大幅に減らした反省もなく、さらに率先してコロナ患者を受け入れた都立・公社病院を財政支出削減を狙って独立行政法人にしようとしていることを「絶対やってはいけない禁じ手だ」と強く批判。「コロナから命を守るために宇都宮都知事の実現を」と呼びかけました。

 小池氏はまた「『稼ぐ東京』と言ってカジノを推進しているのが今の都知事と維新の候補者だ」と指摘。カジノに関する情報公開請求を受けた都が黒塗り文書しか示さなかったことを紹介し「(都知事は)情報公開を一丁目一番地と言っていたが、情報隠しもいいところだ」とも批判しました。

 立民・長妻氏は「弱い立場、困難な立場に追いやられた人に光を当てるリーダーが必要だ」と語り、無所属の小川氏は「ひとえに都民の生活を向上させたい気持ちで行動してきた人だ」と応援。社民・福島氏は「人の不幸の上に成り立つカジノはいらない。だから宇都宮さんだ」と訴えました。


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