2020年6月21日(日)
ジェンダー平等考える
京都 民青が岡野氏迎え動画配信
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日本民主青年同盟京都府委員会は20日、ジェンダー問題に詳しい同志社大学大学院の岡野八代教授を迎え、動画配信企画「日本のジェンダーギャップはどこから? ジェンダー平等を目指して」に取り組みました。
同府委員会は、ソーシャルディスタンス(社会的距離)が求められる中でも青年・学生の切実な実態や学ぶ要求に応える活動を発展させようと、「みんせい京都・LINE公式」の登録者向けの動画配信をし、今回で11回目となります。
岡野氏は、ジェンダーギャップ指数で毎年順位を下げる日本の現状が改善されない問題点について、「性別役割分担」意識だけでなく、社会保障や税制などの社会制度からもそれがつくりあげられていることを指摘。男性が経済的主体の制度のもとで「シングルマザー世帯の貧困率が突出する事態になっている」と告発しました。
「ジェンダー平等実現のために何をすべきか」との問いに対し、政治がその時代の国民の意識や身体さえつくりあげている事例を紹介し、「自分が当然と思っているジェンダー規範も政治的に決められているのでは、とぜひ疑ってほしい」と強調。海外の運動も紹介し「世界もジェンダー平等へ動いてきた。みなさんも学び、集まり、声を上げてほしい」と呼びかけました。