2020年6月17日(水)
性犯罪の実態に即した刑法改正実現こそ
共産党国会議員団とスプリングが懇談
質問に「感謝状」贈呈
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性被害当事者として刑法改正を求めてきた一般社団法人「Spring(スプリング)」は16日、国会内で日本共産党国会議員団と懇談し、法務省の検討会で議論が始まった刑法性犯罪規定の改正などについて要望しました。懇談には藤野保史、本村伸子両衆院議員、吉良よし子、山添拓両参院議員が出席しました。
席上、スプリングの山本潤代表理事は、自身が被害当事者として初めて委員になった法務省の性犯罪刑事法検討会の審議の模様を紹介。「暴行・脅迫要件を見直して不同意性交等罪を創設してほしい。性交同意年齢の引き上げ、公訴時効の撤廃なども実現していきたい」と語りました。
藤野議員は「山本さんが委員になった意義は大きく、検討会の議論を踏まえて、暴行・脅迫要件の撤廃など刑法改正を実現したい」と発言。また、党議員らはスプリングのメンバーと刑法改正や性暴力根絶の課題で真剣に意見交換。政府が11日にまとめた「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」が実効性あるものになるよう求めていくとしました。
スプリングからは各議員に今国会で性犯罪にかかわる質問をしたことへの「感謝状」が贈呈されました。