2020年6月12日(金)
デイは8割減収 コロナの影響深刻
介護継続へ減収分補填を
「北海道連絡会」調査結果を発表
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「介護される人もする人もみんな笑顔に!北海道連絡会」は10日、新型コロナ感染拡大による介護現場での深刻な影響と要求をつかみ、国や自治体に反映させようと、介護事業所へのアンケート結果を発表しました。
アンケートは、5月21~31日に実施。道内の訪問看護、訪問介護、デイサービス、ショートステイの3406事業所に送付し、1248件が回答しました。回収率は36・6%と、過去最高の驚異的な数字になりました。
マスクや防護服、消毒液など衛生資材で4割が不足と答えました。経営状況は5割が減収(円グラフ)で、デイサービスは8割、感染者が多い札幌市内の事業所は9割が減収と回答しました。
国や自治体に求めることは「マスク、消毒液など衛生資材の支給」が68%(棒グラフ)と最も多く、次いで「PCR検査を受けやすくする」が64%でした。命を守りたいと使命感に燃え、感染の恐怖と隣り合わせで勤務をしている実態が浮き彫りになりました。
「全国でも今回のような大規模な調査は初めて。回収率が高いので傾向がつかめる」と道勤医労の室岡昇副委員長。アンケートで出された要望を国や道、札幌市に届け、改善を求めると表明しました。
勤医協手稲在宅総合センターの伊藤小百合副センター長は「事業が続けられなければ高齢者の命は守れない。事業継続へ減収分の補填(ほてん)をしてほしい」と求めました。
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