2020年6月12日(金)
国会の視点
野党 大幅延長要求
対コロナ・不透明委託・検事長定年 「#国会を止めるな」
インターネットのツイッター上に「#国会を止めるな」を付けた投稿が広がっています。新型コロナウイルス対策、持続化給付金の業務委託問題、東京高検前検事長の定年延長問題など投稿のテーマは多彩。その多くに「#国会を止めるな」が掲げられています。政府・与党が会期末の17日で国会を閉じようと画策しているもと、野党は一致して会期の大幅延長を求めています。
新型コロナウイルス感染症の第2波に備えた対策が引き続き求められています。持続化給付金の不透明な業務委託の実態が次々と浮かび上がってきています。憲法をゆがめた黒川弘務東京高検前検事長の定年延長問題の解明が求められています。いずれの課題も、国会を閉じずに徹底した審議が求められています。
日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派の国対委員長は10日の連絡会で、大幅会期延長を求めていくことを確認しました。立憲民主党の安住淳国対委員長は会合後の記者会見で、「政府・与党が国会を閉じて、国会や国民の前から姿を消してしまおうとしているもとで、野党は『国会を止めるな』『会期を大幅に延長すべきだ』と求めていく」と強調しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長は同日の会見で、「『今国会を閉じている場合ではない』というのが国民の世論だ。会期を大幅延長し、今浮かび上がっている疑惑をただすとともに、コロナ感染症の第2波に対する対策を打っていくことが必要だ」と述べました。