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2020年6月7日(日)

大手もフリーもジャーナリスト意識を

記者会見のあり方問う 新聞労連シンポ

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(写真)記者会見のあり方を議論する(上段左から)江川、南、畠山、(下段左から)日比野、小島、立岩の各氏=5日

 新聞労連は5日夜、オンラインシンポジウム「メディアは何のためにあるのか? いま『記者会見』のあり方を問う」を開き、2000人以上が視聴しました。

 南彰委員長は、新聞労連が2010年に記者会見の全面開放を提言したことにふれ、首相会見とメディアのあり方が問われている今、改めて考えようとあいさつしました。

 首相会見で「まだ質問があります」と声をあげたフリージャーナリストの江川紹子さんは「フリーランスは7年以上も質問機会がなかったが、指名されるようになった。多くの人が関心を持ったことが大きい」と述べました。

 フリージャーナリストの畠山理仁さんは「首相会見は主導権を官邸側に握られている」と指摘し、メディアが国民の側に立っているのかが問われていると指摘しました。

 元NHK記者の立岩陽一郎さんは、トランプ米大統領会見での記者の追及を紹介し「大手メディア、フリーの違いなくジャーナリストとしての意識を持つことだ」と強調しました。

 元TBSアナウンサーでエッセイストの小島慶子さんは「会見の問題は、賭けマージャンや女性記者へのセクハラ問題と地続きだ。女性記者が増えないと、情報の多様性がなくなる」と述べました。

 首相会見で声をあげた一人の日比野敏陽京都新聞東京編集部長・元新聞労連委員長は、「若い記者たちに会見できちんと質問しようと伝えていこう」と呼びかけました。


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