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2020年6月1日(月)

生活困窮者支えよう

札幌 畠山氏が労福会と懇談

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(写真)「労福会」スタッフと話し合う畠山氏(左から3人目)=29日、札幌市

 職や住居を失い、路上生活を強いられている人たちの支援へ夜回りを続けている「北海道の労働と福祉を考える会(労福会)」。日本共産党の畠山和也前衆院議員は29日夜、生活困窮者をともに支えましょうと会のスタッフと札幌市で懇談しました。

 「労福会」は、大学ゼミと学生を中心に1999年に設立された路上生活者を支援する札幌で最も古い団体です。5月に道民医連と共催で弁当の無料配布を行った時、路上生活者が「昨日、初めて会った人だ」と当事者を連れて来るなど、改めてコロナ禍で生活困難の広がりを実感してきました。

 相談活動を続ける小川遼副代表は「コロナ後の相談は前年の倍以上です」と言います。

 山内太郎代表(札幌国際大学准教授)は、一律10万円の給付金が住民登録のない路上生活者に届かないのはおかしいと批判。「市は国のことだから難しいとせず、柔軟な対応と国への働き掛けをしてほしい」と市に要請したと強調しました。

 鈴木直道知事が先んじ、安倍首相が出した「緊急事態宣言」によってアルバイト収入が無くなった先輩が、泣く泣く退学したという北海道大学の学生は「このような学生がいることを行政は把握しているのでしょうか」と無念さをこらえて告発しました。

 畠山氏は「これでは生存権や学ぶ権利を保障する政治と言えません。お聞きしたことは必ず反映させていきます」と応じました。


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