2020年5月31日(日)
とさか翼竜化石 イギリスで発見
これまでブラジルと中国でしか発見例がなかった翼竜「タペヤラ」がイギリスのワイト島で見つかったと、英ポーツマス大学が28日、発表しました。
タペヤラは、中生代白亜紀(約1億4500万年前~約6600万年前)前期に生息していた翼竜で、頭に大きなとさかを持つのが特徴。イギリス南部にあるワイト島で、犬と散歩していた人が奇妙な化石を発見し、ポーツマス大学に持ち込み、研究の結果タペヤラの仲間のあごの骨であることがわかったといいます。
ワイト島はヨーロッパの中でも白亜紀の恐竜の化石が多く見つかっている場所の一つ。ポーツマス大学の研究チームは「ワイト島が恐竜だけでなく多様な爬虫(はちゅう)類がすむ場所だったことを示している」と発見の意義を説明しています。