2020年5月29日(金)
ジェンダー視点必須
コロナ対策で保団連女性部
全国保険医団体連合会女性部は27日、新型コロナウイルス対策にジェンダー平等視点からの見直しを求める声明を発表しました。
声明は、学校や保育園の休校・休園、介護サービス休業などにより働く女性の家事・育児・介護の負担が増したこと、配偶者などの暴力や虐待の深刻化・増加が懸念されることなどを挙げ、「女性やジェンダー平等の視点を欠いた対策が既存の差別や格差を拡大させるばかりか、問題を悪化させる恐れ」も指摘されると表明しました。
特別定額給付金の支給を世帯主原則にしたため非同居のDV被害者が受け取れず、女性団体などの批判を受けて改めるなど、コロナ禍で起きた問題の根底に性別役割分業意識や家父長制的考え方があるとして、医療・社会の崩壊を防ぐために意思決定の場への女性参加を格段に増やすことを求めています。