2020年5月20日(水)
一律学費半額へさらに
学生2団体「困窮学生に必ず届く」
閣議決定された学生支援緊急給付金制度について、「一律学費半額を求めるアクション」と「高等教育無償化プロジェクト FREE」の学生2団体は19日、参院議員会館で会見しました。学生の声が政治を動かしていると強調。同時に「対象者を狭く限定し、予算規模も救済に見合うものではない」として、第2次補正予算で一律学費半額を求めていく見解を発表しました。
FREE事務局長は、第1次補正予算(4月30日)では7億円(対象学生2300人)だったものが、530億円(同43万人)へ前進したとして「200以上の大学で立ちあげられた署名活動など、全国の学生の声が政治を動かしている」と語りました。
その上で、収入減の有無にかかわらずすべての学生の学ぶ権利が侵されている現状に対して、引き続き一律の学費半額を求めていくと強調しました。
「一律学費半額を求めるアクション」の山岸鞠香代表は、政府案はアルバイト収入大幅減など対象が狭く、学生の約1割しかないと批判。「一律であれば困窮学生に必ず届く」と訴えました。
学費減免について「学生1人当たり20万円を予算化すれば7000億円。1兆円規模の学生支援が必要だ」と訴えました。