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2020年5月18日(月)

困窮学生へ「弁当無償」広がる 北海道

提供店を畠山氏が訪問

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(写真)目立つ「学生弁当無料」の張り紙=15日、札幌市

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(写真)ライトを落とした店内で話し合う畠山氏(右)=15日、札幌市

 「学生さん緊急応援!」と、長引く「緊急事態宣言」で生活が困難な学生へ弁当を無償提供する飲食店が広がる北海道。支援ボランティア団体「自立支援プロジェクト」メンバーから連絡を受けた日本共産党の畠山和也前衆院議員が15日、提供店を訪れました。

 東日本大震災での支援を機に発足した同団体。北海道地震でもボランティアや物資支援に奔走しました。コロナで保護者や本人が減収となり困窮している学生を支援しようと声を掛けると、「困った時はお互いさま」と応じる店が増えました。

 その一つ、魚介串が売りの札幌市の居酒屋「がりや」。道の休業要請で売り上げが激減し、アルバイト学生を休ませる苦しい選択を余儀なくされました。

 「学生弁当無料」の張り紙を前に、「マスターはずっと気にかけていました。そこに学生支援の話がありました」とスタッフ。

 いま札幌と釧路市の6店が協力し、利用が始まっていると言います。学生でなくても未成年者であれば弁当を提供し、「余裕のある人は募金を」と呼びかけ、店舗名はツイッターで紹介しています。

 連帯の力で苦境を乗り越えたいと畠山氏。「商売も学生も守るよう力を発揮していきます」と話しました。


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