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2020年5月10日(日)

「学校行きたい」「感染が不安」

大阪 党枚方・交野地区アンケート

 日本共産党大阪府枚方(ひらかた)・交野(かたの)地区委員会の「『新型コロナ』子どもの声・気持ち・聞かせてアンケート」に次々返信が寄せられています。感染に不安を持ちつつ、「学校に行きたい」「遊びたい」という子どもの叫びが伝わってきます。


 アンケートは4月中旬に「しんぶん赤旗」読者などに配布。郵送やファクスなどで43通(8日現在、小学生24人、中学生10人、高校生8人、他1人)が返ってきています。

 設問はいずれも複数回答可で「学校が休みになってどんな気持ち?」には、8割の子どもが「悲しい」「不安」と回答。その理由に、小学生は「友達と会えない」「友達と遊べない」が多く、中・高生は「受験生で勉強のことが心配」(中3)、「大学受験を控えている」(高3)と受験との関係や、「クラブ活動ができない」などと答えています。

 「困っていること、心配なことは?」は「学校で勉強できない」(25人)、「感染しないか不安」(22人)。1、2位は、4月中と最新段階で順番が入れ替わりました。「ストレスがたまる」(21人)、「体を動かすことができない」(20人)と続き、「給食を食べることができない」とした子どもが13人います。

 「したいこと、おとなに伝えたいことは?」には「学校に行きたい」(26人)、友達と遊びたい」(24人)が突出。アンケート用紙に載せた「子どもの権利条約」第12条(意見表明権)に線を引いて「教えてくれてありがとうございます!」と書き込んだ小学5年生や、3人の子を持つ母親から「毎日子どもたちは心も体も行き場もなくすごしています。子どもたちがかわいそうすぎます」と訴える手紙も寄せられています。

 地区委員会の新型コロナ関連対策チーム責任者・みわ智之副委員長は「休校が長引き、勉強への不安や『ストレスがたまる』との声が急増しています。子どもたちにとって学校やクラブがとても大事な場所だということが浮き彫りになっています。子どもたちの叫びに、おとなや政治、社会がどう応えるかが問われています」と語っています。

グラフ:困っていること・心配なことや気になっていることは?

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