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2020年5月3日(日)

「9月入学慎重に」

日本PTAが緊急要望書

 日本PTA全国協議会は1日、安倍政権で検討の方向が出されている「9月入学」について、9点の「懸念事項」を指摘し、「時間をかけて慎重に検討していただきたい」とする緊急要望書を文部科学省に提出しました。

 要望書では、9月入学の議論の高まりは「子どもたちにさらなる不安を与え、われわれ保護者にとっても多くの戸惑いを生む」とし、むしろ今は休校期間中の子どもたちの学びの保障、心と体のケア、感染防止を徹底したうえでの学校再開などに「最大限の力を尽くしていただくことが必要」と述べています。

 9月入学への懸念事項として(1)学校現場へのさらなる負担(2)学年のはじまりを5カ月遅らせることによる家庭の経済的負担(3)8月末までの子どもの居場所(4)学級編成はどうなるのか(5)部活の大会はどうなるのか(6)社会と学校の始期のズレの影響(7)国際基準からは1年遅れになる(8)4月からの社会の働き手が不足(9)四季に恵まれた日本独自の文化が損なわれる―を挙げています。


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