2020年5月3日(日)
コロナ対策 補正予算 各地で成立
小規模事業者に10万円
埼玉・蕨市議会
埼玉県蕨(わらび)市議会臨時会が1日開かれ、頼高(よりたか)英雄市長が提出した、新型コロナウイルス緊急対策に関わる補正予算案など、6議案を可決しました。
臨時会の冒頭にあいさつした頼高市長は、経済、生活支援、医療の三つの柱からなる市新型コロナ緊急対策(総事業費約2億7000万円)について説明しました。
経済の分野では、売り上げの減った小規模企業者に10万円(家賃補助加算を含めると最大15万円)を給付。生活支援の分野では、1人親家庭に臨時給付金3万円を支給する事業や、妊婦の感染予防、移動支援に「マタニティパス」(交通系ICカード)の支給などを実施。医療の分野では、医療機関などへの支援に感染防護用品の配備や市立病院の医療体制の強化などを行います。
頼高市長は「市民の健康と暮らし、事業所の営業を守るため、全力で取り組みます」と述べました。
また、4月に職員と入院患者の感染が確認された市立病院について、新規外来・救急患者の受け入れを一時停止するとともに、関係者全員のPCR検査を実施して陰性を確認するなど、感染拡大の防止措置を講じて同22日に業務を再開したことを報告しました。