しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年4月30日(木)

検査体制の拡充早く

長野県議会 毛利議員が質問

 長野県議会臨時会は28日、県が提案した新型コロナウイルス感染症対策の補正予算案について委員会付託前の質疑を行い、日本共産党の毛利栄子県議が感染症の検査体制などを討論しました。

 県は、全県20カ所の感染症外来検査センター(仮称)を設置するための10億円余を盛り込んだ予算案を提出。毛利氏は「大いに歓迎する」と述べる一方、感染症状があるという保健所への相談2万5762件(27日現在)のうち、PCR検査にたどりついたのは7%弱の1703件(同)という県の検査体制の現状を踏まえて質問しました。

 毛利氏は「保健所の負担軽減と、スピード感を持って大量に検査できる」として、かかりつけ医が感染を疑い、必要と認めれば外来検査センターを紹介し検体を採取する対策を提案。阿部守一知事の見解を問いました。

 阿部知事は検査体制の拡充について、かかりつけ医から直接外来検査センターに紹介する仕組みも「視野に入れて準備を進めていきたい」と答弁しました。

 毛利氏は休校の長期化が予想されるなか、すべての子どもの学びを保障する重要性を強調。教師を中心に知恵を集め、教育課程の編成を丁寧に行うよう県に求めました。

 補正予算案は、日本共産党を含む全会一致で可決しました。


pageup