2020年4月26日(日)
新型コロナ “もって3カ月”9割
ミュージシャン有志 全国のライブハウス調査
札幌
ミュージシャン有志でつくるセイブリルサウンズは23日、「緊急事態宣言」で外出自粛が強く要請され、窮地に陥っているライブハウス・クラブへの影響調査を札幌市で記者会見して発表しました。鈴木直道北海道知事に「新型コロナウイルス『自粛要請』『感染拡大防止』に伴うライブハウス・クラブへの補償」を求めて要請しました。
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調査は2回目。SNSで呼びかけ、全国から46件の回答がありました。9割が3カ月程度しか自力での営業ができないと悲痛な訴えを寄せています。
「自粛要請に応じた人たちは誰も見捨てないで補償してほしい」と発起人の戸沢淳さん。「一時的な給付では足りない。ライブハウスやクラブだけでなく、ありとあらゆる業種で補償してほしい」と力を込めました。
要請書は▽1回限りの給付では窮迫している事業者を救済するのは困難なので、5月6日以降に感染が収束しない場合も支援金の上限額を引き上げ、給付回数・期間を拡大してください▽事業を継続する上で休業期間中も支払いが発生する固定費についての減免措置を講じてください▽税負担については「支払い猶予」ではなく「減免」を基本とする対応を行ってください―など4項目。
道側は「まずは手続きの簡素化を行う。減免までは難しい」と突っぱねました。
戸沢さんは「ライブハウスだけ助かればいいという問題ではありません。すべての業種を補償してください」と重ねて訴えました。