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2020年4月25日(土)

補正予算案組み替え提案で一致

5野党・会派 党首会談

医療・業者支援 実効あるものに

 日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦代表、社民党の福島瑞穂党首は24日、国会内で野党党首会談を行い、新型コロナウイルス対策の抜本拡充にむけて、5野党・会派として2020年度補正予算案の組み替えを提案することなどで一致しました。


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(写真)記者会見する野党党首。(左から)福島、志位、枝野、玉木、野田の各氏=24日、国会内

 党首会談では、27日から始まる補正予算案審議は、現場の状況や国民の声を届け、その実現につなげる重要な場になるとして、各党党首を先頭に論戦に臨んでいくことを確認。その上で、政府の補正予算案は国民の声を受け止めておらず不十分だとして、実効性ある組み替え案を提出することとし、具体的な内容は各党の政策責任者間で調整します。

 この中で、とくに医療崩壊の危機にあるもとでの支援が決定的に欠けているとして、医療現場に対する財政支援の抜本的な強化を求めていくことで一致しました。

 また、中小企業に対する家賃支援について与野党を超えて必要性が認められているとして、スピードが重要であり、与党に対して早急に考え方をまとめ、与野党協議を開始するよう求めました。

 同時に、中小企業に対する雇用調整助成金の改善が重要になっているとの認識を確認。現在、1日あたりの上限が労働者で8330円などと実態にあっていないとして、上限の大幅拡充、手続きの簡素化、迅速な対応を求めていくことになりました。

 1人一律10万円の給付金だけでなく各種の支援金について、差し押さえ禁止や非課税の措置について、政策責任者間で検討することを確認しました。

 26日の投票でたたかわれている衆院静岡4区補選について、各党が最大限の力を発揮して勝利をめざすことも確認しました。

 緊急事態宣言の扱いについては、期限切れの5月6日直前ではなく、早い段階で客観的事実にもとづいて判断を示し、国会に報告するよう求めていくとしました。


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