2020年4月24日(金)
根室市が家賃助成 北海道
飲食・旅館の全業者対象 売り上げ問わず
北海道根室市(石垣雅敏市長)は22日、新型コロナウイルス感染で経営に大きな影響を受けている飲食業や旅館業のすべての事業者に家賃を助成する支援を決めました。
対象は、喫茶店、食堂、すし屋、居酒屋、スナック、ホテル、民宿など約280業者。賃貸している店舗の場合、3月、4月分の家賃1カ月上限5万円を助成します。自前で店舗を所有している場合も、維持管理費として1カ月につき5万円を助成。最大10万円を一日も早い速やかな対応が必要として、売り上げ減少の有無は問わないといいます。
事業費は約3000万円。22日に開かれた臨時市議会で、全会一致で決定しました。
他方、安倍政権に先立ち「緊急事態宣言」を出した鈴木直道知事。休業要請に応じた事業者に「乾いた雑巾を絞りに絞って」75億円余の「支援金」予算枠を確保したと自慢しますが、そもそもトヨタ自動車が「乾いた雑巾を絞るように」労働者や下請け業者をこき使った言葉です。
日本共産党の鈴木一彦市議団長は「道東の根室市でも苦しんでいる事業者を思って、助成金を交付しました。“自粛をいうなら、しっかり補償を”と国や道に求めていきたい」と語っています。