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2020年4月20日(月)

きょうの潮流

 命をかけてコロナとたたかっている人たちを支え、力を合わせたい―。過酷な状況のなかで日夜奮闘する医療関係者への支援が感謝とともにひろがっています▼大リーグ大谷翔平選手のサイン入りバットやプロサッカー長友佑都選手のサイン入り日本代表ユニホーム。国際医療NGO「ジャパンハート」が呼びかけたチャリティー企画には、スポーツや芸能人から出品が次つぎに。売り上げは医療物資の提供に使われます▼支援の輪はちまたでも。マスクや金品をはじめ、さまざまな形で寄付が届けられています。敬意や励ましの気持ちを少しでも伝えようと決まった時間に拍手を送る姿も。人手が足りない現場に心を痛め、私も力になりたいと復帰を希望する看護師や保健師も現れています▼休めない、家族や子どもにも会えない、車で寝泊まりしている…。物や人が不足し、院内感染が拡大する混乱のなかで、命を救うために心身をすり減らしながら働く日々。その苦悩はいかばかりか▼限界にある関係者への負担を軽減し、感染爆発や医療崩壊を食いとめる。いま思いきった体制強化のてこ入れが必要なのは誰の目にも明らかでしょう。ところが安倍政権は手をこまねき、補正予算案をみてもわずか。これでよく「あらゆる手を尽くす」などといえたものです▼専門家は感染拡大を抑えるために不可欠なのは、検査と隔離だと。それには医療の拡充とともに携わる人たちへのケアがもとめられます。最前線の苦闘。政治を動かす声をここにも。


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