しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年4月18日(土)

コロナ対策の地方創生臨時交付金

参院議運委 「増額を」党派超え声

「協力金」に使用 倉林議員が要求

写真

(写真)質問する倉林明子議員=16日、参院議院運営委

 緊急事態宣言の対象地域拡大方針の報告を受けた16日の参院議院運営委員会では、政府の緊急経済対策に盛り込まれた自治体に交付する「地方創生臨時交付金」(1兆円)について、党派を超えて増額を求める声が上がりました。

 日本共産党の倉林明子議員は、自治体では休業要請に応じた企業に「協力金」で支援する動きが広がる一方、政府は「地方創生臨時交付金」を同協力金に使えるかどうかをいまだ明確にしていないと批判。「自由に使えるようにして、地域経済を支えるという方針転換がいる」「1兆円では全く足らない。せめて2倍に増やすべきだ」と主張しました。

 また自民党の馬場成志議員も臨時交付金について「1兆円で大丈夫なのか今の時点では予測できない。さまざまな対応がかなうように増額を要求する」と発言しました。

 ただ、この日も西村康稔経済再生担当相は「臨時交付金はできるだけ都道府県が自由度をもって使えるように制度設計していきたい」と述べるにとどまり、明確な発言を避けました。


pageup