2020年4月16日(木)
捜査など検証求める
山添氏、えん罪事件を追及
日本共産党の山添拓議員は2日の参院法務委員会で、元看護助手・西山美香さんが、患者の人工呼吸器のチューブを外し殺したとして、殺人罪で懲役12年の刑を受けた湖東記念病院事件の再審無罪判決を受けて、えん罪をつくり出した捜査・公判のあり方を検証するよう求めました。
山添氏は、判決が「事件性の証明すらされておらず、犯罪の証明がない」などと判示したことを指摘し、「捜査、公判のあり方が問われる」とただしました。
「処罰されるべきでない者が処罰されることのないように努める」と述べるにとどめた森雅子法相に対し、山添氏は「供述弱者に対する自白へ誘導する取り調べなど、事件を検証すべきだ」と求めました。