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2020年4月16日(木)

集団感染「非常に不安」

広島の福祉施設 「しっかり補償して」

 社会福祉施設で入所者17人と職員5人の集団感染(クラスター)が発生(14日)した広島市では、福祉関係者のなかで不安が広がっています。

 通所介護事業所の40代の男性管理者は「同じ市内での集団感染に非常に不安を感じている。コロナはいつまで続くのでしょうか」と訴えます。同施設では昨年と比べて事業収入は3~4割減。コロナの影響で利用者が減っています。「今後もコロナの感染が広がると、間違いなく影響はもっと大きくなる」と施設継続への不安を語ります。

 同施設の介護士の男性は「施設では利用者さん一人ひとりの疾患に合わせて対応しているため、接触や近距離での対応は必要不可欠。利用者さんの中にはここでしかお風呂に入れない人もいる。マスクも消毒液も一日も早く届けてほしい」といいます。

 東京都など緊急事態宣言のもとでも介護サービスに休止要請をしていないことから、管理者は「感染していない、完全に大丈夫とは言えない中、職員は手洗い、うがい、テーブルの消毒、換気を行うなどリスクを最大限減らすよう努め、利用者さんの生活を守るため頑張っている。施設を継続するためにも補償を受けられるハードルを引き下げ、しっかり補償をしてほしい」と話しました。


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