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2020年3月27日(金)

損失補てん 国はぜひ

辰巳・宮本氏 大阪の楽団と懇談

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(写真)関西フィルハーモニー管弦楽団から話を聞く(左から)堀内、宮本、辰巳の各氏=26日、大阪市

 新型コロナウイルスの影響と要望を聞くため、日本共産党の辰巳孝太郎前参院議員(党府対策本部長)、宮本たけし前衆院議員(近畿比例・大阪5区予定候補)、堀内照文前衆院議員らは26日、関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪市)、日本センチュリー交響楽団(大阪府豊中市)の各事務所を訪ねて懇談しました。

 関西フィルハーモニー管弦楽団では、浜橋元専務理事、松井清悟事務局長が応対。依頼公演の中止・延期が9公演ほどあり、楽団主催で3月に予定していた2公演を中止しました。海外ソリストが出演できない事情も。

 楽団設立50周年の特別なコンサートなどを企画していましたが、来年企画を含め「今後が不安」と語りました。チケットの払い戻し、会場のキャンセル料など問題は山積。「損失を補てんしてもらうのが一番」と訴えました。

 日本センチュリー交響楽団では、望月正樹専務理事・楽団長が応対。3、4月は9公演のうち7公演が中止・延期、2公演が無観客の無料ライブ配信となり、3月の楽団主催3公演のうち2公演が中止、1公演が無観客の無料ライブ配信となりました。

 同楽団の前身は、府営吹奏楽団でしたが、維新府政のもとで「独立」経営となり、スポンサー探しをしている真最中でした。

 辰巳、宮本氏らが共産党の国会質問や欧州の例を紹介しながら、「国が自粛を要請したのだから、損失の補てんは当然」とし、再開後も手厚い支援が必要だと話すと「(そうした)ケアがあれば希望がもてる」と望月氏は語りました。


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