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2020年3月25日(水)

卒業式、保護者も参加できた

神戸 市民と共産党が要求

写真

(写真)小学校の卒業式に訪れた保護者ら=24日、神戸市内

 神戸市で24日、市立小学校の卒業式が行われ、学校、先生との別れを惜しむ児童と、温かく見守る保護者の姿が各地で見られました。

 同市では当初、他自治体と異なり、新型コロナウイルス対策で保護者の出席が認められませんでした。保護者の切実な声と日本共産党神戸市議団の奮闘で改善が進み、この日、校庭で式の一部である卒業生の合唱や親への言葉を保護者が聞くなど事実上、保護者が卒業式に参加できた例が多く生まれました。校庭で初めから終わりまで保護者が出席して開催した小学校もありました。

 東灘区の女性(43)は、「先生方やPTAの方々が工夫してくださり、いい式になりました。引っ込み思案だったうちの子が、この学校で積極的になり、今日も堂々と歌っていました。その姿を見れてうれしかったです」と涙ぐんで話していました。

 この問題をめぐっては、今月10日すぎから各市立小中学校が保護者に出席不可を通知。是正を求める保護者の声が急激に広がる中、党市議団は13日、保護者が出席できる卒業式の柔軟な開催を市教委に緊急に申し入れ、16日には4行政区9小学校の6年生保護者有志が市教委に嘆願書を提出しました。

 この中で市教委は17日、小学校校長に、式の一部屋外実施などを認める通知を出していました。


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