2020年3月24日(火)
住民無視の土地利用
改定案に高橋氏反対討論
|
衆院国土交通委員会で18日、土地基本法改定案が採決され、日本共産党以外の賛成多数で可決されました。
改定案は所有者不明土地の解消や災害対策等を目的に、土地の適正な利用と管理、円滑な取引等を盛り込むものです。
日本共産党の高橋千鶴子議員は反対討論で「住民無視の再開発事業のような土地の高度利用を促進し、民間資本のもうけに奉仕する施策となる懸念がある」「所有者に行政の土地施策への協力義務を新たに規定することは認められない」と訴えました。
高橋氏は質疑で、東日本大震災被災地などで地籍調査の経験がある職員が退職している問題を指摘し「経験を継承する観点で人材と予算確保へ国の支援を」と求めました。赤羽一嘉国交相は「必要な予算確保に努める」と答えました。