2020年3月20日(金)
森友問題報告検証を
大門氏 職員遺書受け迫る
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日本共産党の大門実紀史議員は18日の参院財政金融委員会で、週刊誌が森友学園をめぐる公文書の改ざんを苦にして自死した財務省職員の遺書・手記を公表したことを取り上げ、麻生太郎財務相の姿勢をただしました。
麻生氏は、公文書の改ざんについて「極めてゆゆしき事態であり、まことに遺憾だ。深くおわび申し上げる」と答弁。「財務省として信頼回復に向けた取り組みを進めている」と述べました。
大門氏は、財務省が2018年に取りまとめた同問題の調査報告書には今回の遺書・手記の記述が反映されていないと指摘。財務省の茶谷栄治官房長は「今回の手記は報道を通じて初めて知った」と述べる一方、「調査報告書との齟齬(そご)はない」と強弁しました。
大門氏は「手記も見ないで、その内容も含めてあるというのは、手記を残した方にあまりにも失礼だ。人の道にもとる」と批判。告訴を理由に「コメントは控える」と答弁を避ける麻生氏に対し、大門氏は「国会に提出した報告書の内容がどうだったかが問われている。改めて確認せよ」と迫りました。麻生氏は「検討する」と答えました。