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2020年3月19日(木)

開かれた首相会見を

MICなど 時間・参加枠拡大訴え

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(写真)会見する(左から)南彰MIC議長、上西充子法政大教授=18日夕、日本記者クラブ

 日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)と国会パブリックビューイング(国会PV)は18日夕、日本記者クラブで会見し、安倍晋三首相に十分な時間を確保したオープンな記者会見を求めました。

 MICが3月5日に開始したオープンな会見を求めるネット署名への協力は3万3000人となり、第一陣は12日に首相官邸に提出しています。

 新型コロナウイルス問題をめぐる2月29日の安倍首相会見は、一律休校の必要性や休業補償などに十分な説明がないまま、一方的に質問を打ち切りました。

 南彰MIC議長(新聞労連委員長)は、「為政者、権力者の一方的な発信を防ぐためには、会見で記者が多角的に質問することが重要だ」と指摘。「会見の主導権を首相官邸に握られている。再質問もできる十分な時間を確保し、フリー記者なども幅広く参加できる形で実施すべきだ」と強調し、東日本大震災を契機になくなっていた首相への日常的な取材機会の復活を求めました。

 国会PV代表の上西充子法政大教授は、「国会審議同様、記者会見の実状も国民に可視化しないといけない。記者を後押しし、ジャーナリズムの役割を発揮するため連携したい」と述べました。

 MICは、日本記者クラブにも協力を申し入れ、同クラブが首相会見開催を要請するとしています。


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