2020年3月18日(水)
卒業式 保護者の出席緩和
神戸市教委 党市議団要請受け
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新型コロナウイルス問題に関連して、神戸市立小中学校の卒業式に保護者が出席できない問題で、是正を願う多くの保護者の声や日本共産党神戸市議団の申し入れを受け市教育委員会は17日、場合によっては屋外の保護者の前で卒業式の一部を行うなど運営方法を一部緩和しました。
党市議団は13日、保護者が参加できるよう卒業式の柔軟な開催方法の検討を市教委に申し入れ。教育次長に「参加できないのは残念」「工夫して開催できないか」など保護者の声を紹介し、文科省も「政府として一律の自粛要請を行うものではありません」として保護者の参加例も挙げていることを示し、「教育長は決断を」と要請しました。同日夕、市教委は校長宛てに、(1)式を撮影しDVDを保護者に無償配布(2)撮影しない学校は会場外で生中継―など、運営を若干修正する通知を出しました。
さらに市教委は17日、小学校(24日卒業式)の校長に、(1)DVD無償配布が基本(2)それが困難な場合、教室など式場外で中継し保護者が視聴。また卒業式次第のうち、児童による合唱や保護者への感謝の言葉などを屋外で実施―とした通知を発出。「保護者の参加についてPTAや保護者等から多くの声が寄せられています。…保護者の心情を考慮した対応が求められる」「PTAや保護者の代表などと十分に相談し、ご理解を得てください」としています。
党市議団は、引き続き保護者参加の卒業式を求めています。