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2020年3月15日(日)

つなぎの資金が必要

紙議員・畠山氏 バス会社と懇談

札幌

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(写真)バス会社社長(右)から話を聞く(左から)紙、畠山の両氏=14日、札幌市

 新型コロナウイルスの影響で観光バスが8億6000万円の大幅減収となるなど「壊滅的」な打撃を受けている北海道のバス業界。日本共産党の紙智子参院議員、畠山和也前衆院議員は14日、札幌市内のバス会社を訪れ、経営状況を聞き取りました。

 外国人観光客の激減に加え、官邸と通じた鈴木直道知事が「緊急事態宣言」を出し、小中高校の一律休校、外出自粛で一段と苦境に立たされています。同社は、団体客の予約キャンセルやスキー授業など学校行事がすべて中止になり、所有のバスは1台も動いていません。

 「政府の対応は後手に回っている」と憤る社長は「うちはしていないが、市内では休業し、運転手を解雇した会社がある。一度解雇すると、研修を受け直し、健康診断など労働者の復帰まで時間がかかる」と告発。「雇用調整助成金は手続きが煩雑で、申請してもすぐ出ないと聞く。早く出してほしい。つなぎの資金がどうしても必要だ」と訴えます。

 紙氏は、畠山氏と行った政府交渉で、雇用調整助成金などの手続きの簡素化を強く要請したと強調。「実施はこれからですが、大至急、金融機関への徹底と対応を求めていきたい」と話しました。

 うなずいて聞いていた社長は「運賃収入の3割が燃料代で、増税された消費税の負担も大きい。中小零細事業者にとって消費税は悪税。減税すべきです」と力を込めました。


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