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2020年3月9日(月)

2020国際女性デー

ジェンダー平等社会を

連帯の声さらに フラワーデモ1年

 いのち・くらし最優先に、平和とジェンダー平等を求めて世界で行動する国際女性デーの8日、性暴力に抗議し、社会を変えるために声をあげ続けているフラワーデモが各地で行われました。市民団体や日本共産党は同日、「一緒に声をあげよう」と訴える街頭宣伝を行いました。(関連記事)


写真

(写真)性暴力をなくそうとフラワーデモに参加した人たち。カメラに向かって思いを話した「オンラインデモ」=8日、東京都千代田区

 フラワーデモのきっかけとなった、相次いだ性暴力事件の無罪判決から1年。今回でデモを「一区切り」にするとしていましたが、「何かあればすぐに集まり声をあげ、そして粘り強く連帯していく声をさらに大きくしていくため」これからも続けていくとホームページ上で表明しました。

 東京駅前での抗議はオンラインデモで開催し、参加者は募らず、主催メンバーを中心に実施。デモの様子をインターネット上で番組配信ができる「ニコニコ動画」で生中継しました。

 呼びかけ人のひとりで作家の北原みのりさんは、参加者がデモで自身の性被害を語り、ひとりでも行動する人が各地で出てくることは予想していなかったとスピーチ。「私たちに必要だったのは、『With You』の気持ちがある場所だったと思います。今度は社会が変わる番です」とのべ、この日を新たな行動のきっかけにしたいと話しました。

 性暴力被害の当事者団体「Spring」代表理事の山本潤さんは、各地のデモでは「性暴力が無罪になる社会を変えたい」との声にあふれていたと紹介。「まだ多くの被害者が苦しんでいます。私たちは、刑法の改正を求めてこれからも行動していきます」と訴えました。


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