2020年3月8日(日)
温泉街も大打撃
仙台市・秋保 「休業状態。先が見えない」
ふなやま氏 業者から聴取
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新型コロナウイルスの影響で観光産業が深刻な打撃を受けている問題で、日本共産党の、ふなやま由美衆院比例予定候補は7日、仙台市太白区の秋保(あきう)温泉地区を訪れ、ホテル業者から現状を聞きました。
県ホテル旅館生活衛生同業組合の調査(6日発表)によると、宿泊キャンセルは2月末で約9万3500人分・約11億2400万円に上ります。そのうち、人数で約4分の1を占め最も多いのが秋保地区。ふなやま氏と角野達也前県議、県商工団体連合会の三戸部尚一会長が訪れた週末のこの日、人通りはまばらでした。
あるリゾートホテルの総支配人は、3月以降のキャンセルが約1500人・約1500万円だと説明。「卒業旅行や会社行事は軒並みキャンセルで、ほぼ休業状態。インバウンド(外国人訪日旅行)は全滅」といいます。「4月以降も団体旅行が多い時期だが、先が見えない。従業員の休業手当や仕入れた食材の処分に悩んでいる」と訴えました。
続いて、ふなやま、角野両氏が訪れたのは市内の米・野菜農家の男性(58)。休校の影響で学校給食向けの食材は廃棄を余儀なくされ、一方で、市場に出荷する200グラム通常60~80円のホウレンソウが20円にまで暴落しているとして、補填(ほてん)や営農資金の支援を求めました。
ふなやま氏は「業者・農家への直接支援を広げるよう国に求めていく」と述べました。