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2020年3月4日(水)

県政奪還狙い会設立

沖縄県議選へ 元浦添市長ら

 沖縄県議選(5月29日告示、6月7日投票)にむけて自民党、公明党などの公認・推薦議員で県議会(定数48)の過半数獲得を目指し、次期知事選で県政奪還を視野に入れた政治集団が設立されていることが2日までに複数の県政関係者への取材で分かりました。

 この団体は「21令和の会」。同会は、2月13日に那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで設立総会を開き、会長に儀間光男前参院議員(元浦添市長)、副会長にかりゆしグループの平良朝敬代表、事務局長に安慶田光男元副知事らが就任。

 安慶田氏は、辺野古新基地に反対する「オール沖縄」の故・翁長雄志元知事の側近でしたが、教員採用試験での介入疑惑で引責辞任後、菅義偉官房長官との関係を深めているとされています。

 今回の結成について、「菅氏は来県するたびに安慶田氏と面談している。今回設立した『令和の会』についても既に安慶田氏が菅氏に報告しているという」(琉球新報2月29日付)、「平良氏は『大きな野党勢力をつくり、次期知事選で県政奪還を狙う』と語った」(沖縄タイムス2月29日付)と報じられています。

 県政関係者の一人は「辺野古新基地の推進など安倍政権に密着した県政復活の野望が透けて見える」と指摘しました。


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