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2020年2月28日(金)

雇用守る対策強化を

北海道 畠山氏、観光協会と懇談

 北海道の観光産業が新型肺炎などで深刻な打撃を受ける中、日本共産党の畠山和也前衆院議員・比例予定候補は27日、登別、室蘭両市を訪れ、観光協会や商工会議所の役員らと懇談しました。

 登別市は、豊富な湯量と泉質に恵まれた全国屈指の温泉地。しかし、2~3月に通常なら8万~9万人が来る温泉街は閑散としていました。

 「北海道地震で打撃を受けた後、回復基調にあったが、韓国などからのお客が減り、さらに今回の事態となりダメージは大きい」。畠山氏が渡辺勉、佐々木久美子両市議とともに訪れた登別国際観光コンベンション協会の大野薫専務理事はこう訴えました。

 大野氏は「宿泊業は裾野(関連産業)が広い。お客が来ないからと雇用を切るわけにもいかない。じっとしのぐしかないのか」と苦境を打ち明けました。

 続いて懇談した市観光経済部の松田毅部長は、事態の長期化に懸念を示しました。

 道を代表する工業都市の室蘭市では、常盤井茂樹市議とともに、室蘭商工会議所を訪問。山田一正専務理事は、自動車関連など製造業の現状について「(経済活動が)中国で止まってしまうと、部品調達も消費もダブルで影響が出てくる」と指摘しました。

 畠山氏は、政府が予備費の全面的活用など十分な財政投入で対策を大至急、抜本的に強化するよう強く求めたいと応じました。


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